皆さんこんにちは!!k.jです。
今回は中山記念の有力馬考察を行なっていこうと思います。
このレースは春からのG1や、海外遠征に向けた一戦という位置付けのレースです。
今年は出走登録馬が9頭と少ないのですがG1戦線に名を連ねる馬たちが出走登録しています。
それもG1馬が5頭も出走するので、かなり面白いレースとなりそうです。
高配当をゲットするには有力馬が馬券外にならないといけません。
有力馬の弱点を見つけ出し、馬券外になりそうな有力馬を見つけて高配当をゲットしましょう。
コース形態とレース傾向
中山芝1800メートルのコース形態
中山芝1800メートルのスタート位置はホームストレッチの真ん中辺りになります。
スタート後はすぐに坂を上ります。
ここから内回りコースを1周するコース形態となっています。
最初のコーナーまでは205メートルになっています。
1コーナーを曲がり終えるまで上り坂は続いています。
2コーナーを曲がり終えて、向こう正面中間辺りから緩やかな下り坂になっています。
最後の直線は約310メートルで最後は急坂が待ち構えているタフなコースになっています。
レース傾向
・開幕集ということもあってか、毎年のように先行馬が馬券に絡むことが多いです。
・過去5年のほとんどが上位人気馬で決着しています。
枠順の有利不利
今年の中山記念のように、小頭数ならほぼフラットに考えていいと思いますが、多頭数やフルゲートになれば最初のコーナーまで205メートルと短いので内枠の逃げ・先行馬有利、外枠の先行馬は少し割り引きが必要ですね。
傾向ポイントまとめ
・先行馬を狙いたい
・上位人気で決まりやすい
・小頭数での出走となるため、枠順によるハンデはほぼないと考えていい
有力馬の実績データ
想定1人気 ラッキーライラック
芝1800(0・1・1・0) | 右(3・2・0・2)
左(2・0・2・1) |
中山(0・1・0・0)
コース実績(0・1・0・0) |
Ⓗぺ(0・2・2・2)
Ⓢぺ(2・0・0・1) |
この馬は今回ノーザンファームしがらきにて外厩調整されています。
昨年の中山記念の2着馬であり、昨年のエリザベス女王杯の勝ち馬です。
そして前走の香港ヴァーズ(G1)ではグローリーヴェイズに次ぐ2着と昨年秋から馬が本格化したような成績を残しています。
現役最強牝馬と言われているアーモンドアイと同世代の馬で、アーモンドアイの牝馬クラシック3冠達成や3歳でのジャパンC勝利などでラッキーライラックは影を潜めましたが、ポテンシャルはかなり高いものを持っています。
昨年のエリザベス女王杯では道中インでジッと脚を溜めて、最後の直線では上がり全体最速(32.8)の脚で差しきっています。スローペースで進んでいるため、前が残りやすい展開(2着は逃げ馬、3着は2番手追走の先行馬、4着も先行馬)でしたが、この馬だけが中段から差してきていますので、やはりポテンシャルはかなり高いと言えます。
上がり32.8という脚はかなり速く、上がり全体2位の脚を使った馬はサトノガーネットで33.2でしたので、この時のラッキーライラックはかなりキレた脚を使えていることがわかりますね。
不安要素
中山記念は叩き台の一戦だと思いますので、ここは7割程度の仕上りで出走してくると思います。
エリザベス女王杯では溜めて瞬発力というレースをして勝ちましたが、中山1800メートルでは求められる脚質が違ってきますので、もしもこのレースでも溜めて瞬発力というレースをジョッキーがすればもしかすると差しきれない、という可能性もあると思います。
今回は鞍上がM.デムーロ騎手ということで、一流ジョッキーなので大丈夫だとは思いますが、初騎乗なので多少の不安はありますね。エリザベス女王杯の時は超一流ジョッキーのスミヨン騎手でしたのでスミヨン騎手とM.デムーロ騎手との差は少なからずあると思います。
想定2人気 ウインブライト
芝1800(5・0・0・3) | 右(6・2・0・5)
左(1・0・0・5) |
中山(5・2・0・2)
コース実績(4・0・0・0) |
Ⓗぺ(1・0・0・0)
Ⓢぺ(3・1・0・4) |
この馬は今回ビッグレッドFにて外厩調整されています。
この馬は中山巧者というより中山専用機と言ってもいいほど中山で好走する馬です。
中山1800メートルの成績も(4・0・0・0)と全て勝っていますし、現在中山記念を2連覇し、今年は3連覇がかかっています。
キレる脚はなく、長くていい脚を使うことが出来るのがこの馬の特徴なので中山コースと相性がいいんでしょうね。
この馬はコスモFという外厩と今回のビッグレッドFという外厩を使い分けているようです。
ここに面白い傾向がありまして、コスモFを使ってきたときの初戦の成績は(1・0・0・4)と成績が良くないのですが、ビッグレッドFを使ってきたときの初戦の成績は(2・1・0・0)と好成績を残しています。
今回はビッグレッドFを使っての初戦ですので、ここは高評価できるポイントですね。
不安要素
今回主戦の松岡騎手が怪我のためミナリク騎手に乗り替わりますね。これはマイナス要素ですね。
ミナリク騎手は2020年になり全然勝ててないですし、3着内率も10.2%とかなり低い数字です。
馬は強いのですが、騎手が脚を引っ張ってしまうという可能性はあるかもしれません。
想定3人気 インディチャンプ
芝1800(0・0・2・0) | 右(4・1・1・2)
左(3・0・1・0) |
中山 未経験
コース実績 未経験 |
Ⓗぺ(2・0・0・1)
Ⓢぺ(4・0・0・1) |
この馬は今回ノーザンファームしがらきにて外厩調整されています。
昨年の安田記念(G1)、マイルCS(G1)とマイル路線でG1を2勝するなど素晴らしい好成績を残しています。
そのG1ではアーモンドアイなど今の古馬最強クラスの馬が揃っていての勝利でしたので、能力は間違いなく高いものを持っています。
前目の好位置からシュッとキレる脚を使えるのがこの馬の特徴です。
不安要素
もともとポテンシャルはかなり高い馬ですが、本番はここではないと思いますので仕上がりは7割程度で出走してくると思います。
中山1800メートルではシュッとキレる脚ではなく、長くていい脚という脚質を持った馬を狙いたいので、コース適性には合っていないように思います。
そして中山での出走が1度もないというのも割引材料ですね。中山1800メートルはカーブが4回もありますのでその辺りの対応というのも未知な部分があります。有力馬で未知な部分があるというのは買いにくいポイントになってきますね。
想定4人気 ダノンキングリー
芝1800(2・0・0・0) | 右(1・0・1・1)
左(3・1・0・0) |
中山(1・0・1・0)
コース実績 未経験 |
Ⓗぺ(0・1・1・0)
Ⓢぺ(2・0・0・1) |
この馬は今回ノーザンファーム天栄にて外厩調整されています。
昨年の牡馬クラシック路線で活躍した馬で皐月賞3着、東京優駿2着と好成績をのこした実力馬です。
前走のマイルCS(G1)では1枠1番で先行し馬群に終始包まれて、伸びない内ラチ沿いを走っての5着でしたので、悲観する内容ではないです。
距離的にも1800メートルは守備範囲だと思いますし、中山での実績も有りますので古馬になり成長分も考えると期待できそうな一頭です。
不安要素
今回相手がかなり強いメンバーが揃っていますので56キロという負担斤量はちょっと辛いところではあります。そう思うとラッキーライラックの55キロなんかは軽い感じがしますね。
想定5人気 ペルシアンナイト
芝1800(1・1・0・2) | 右(3・3・2・3)
左(1・1・0・7) |
中山(0・1・0・1)
コース実績(0・0・0・1) |
Ⓗぺ(0・0・1・2)
Ⓢぺ(2・2・1・3) |
この馬は今回山元トレセンにて外厩調整されています。
この馬は昨年のマイルCSで3着と好走しその後香港マイル(G1)で5着と惜敗しています。
叩き良化型の馬でして2017年には富士S(G3)で5着と敗れ次走のマイルCS(G1)では1着、2018年は中山記念(G2)5着と惜敗し次走大阪杯(G1)では2着と好走、それから昨年は毎日王冠(G2)で4着に敗れて次走マイルCS(G1)で3着に好走するなど、ほんとに叩いて良くなる馬です。
叩き台の一戦でも勝ち馬とは1秒も離されていませんし、インディチャンプやウインブライトが今回58キロを背負う中この馬は56キロで出走出来るのは好材料ですし、能力のある馬ですから馬券内に食い込んでくる可能性は十分あります。
不安要素
位置取りが後ろになりやすい馬なので、このコースは前目につけたほうが好走しやすいのでそこは不安材料になってくるかと思います。
上でも書きましたが、叩き台のレースではほとんど馬券に絡まないんですよね。やはり叩き良化型という馬なので目標とするレースは先だと思いますのでここは軸としては買いづらいところではありますね。
出走登録馬の外厩情報
インディチャンプ NFしがらき
ウインブライト ビッグレッドファーム
エンジニア 松風馬事センター
ソウルスターリング 山元トレセン
ダノンキングリー NF天栄
ペルシアンナイト 山元トレセン
マルターズアポジー 松風馬事センター
ラッキーライラック NFしがらき
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